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構造について 205 2006.4.6追記

 

反り台鉋で点線のラインが出せましたら面を滑らかに仕上げていきま
すが、私の場合はここからランダムアクションサンダーに60〜80番程度
の荒めのペーパーを付けて研磨していきます。非常に研磨力が大きいで
すから、一箇所にサンダーをとどめないようにたえず移動させながら滑ら
かな面を出していきます。
面が出ましたらここからは手作業になります。材質などによりますが、ラン
ダムアクションサンダーは独特の研磨筋が付くことが多いですから、研磨
筋が消えるまで研磨していくことになりますが、初めにサンダーで目通しし
て研磨筋を消してしまいます。次ぎにサンドペーパーの粒度を150番〜240
番〜320番と順次変えて最終仕上げします。

ペーパーブロックは通常内丸の曲面においても平面のもので、二点接地
させて磨いていも不都合は出ないものですが、こうした三次元曲面の最終
研磨に関しては湾曲(外丸)したペーパーブロックを使い、一点接地になる
ようにして研磨していくほうが良いでしょう。またペーパーブロックの研磨面
は、こうした三次元曲面を研磨仕上げする場合はペーパーの目詰まりや
仕上げ具合を考えてスポンジやゴムなどを張りますが、一般的にはペーパ
ー粒度の荒いもの程固めの物 を使い、粒度が上がるにしたがって軟らか
いものを使うようにします。
またベニマツのような軟材は非常に目詰まりしやすいですから、目詰まりし
たまま研磨してしまいますと逆に研磨筋が付いてしまいますから、ワイヤー
ブラシで目詰まりをはらうなりして研磨して行きます。当然扱う素材で様子
が変わってきますので、ペーパー粒度に合わせて最適な硬さを見つけてく
ださい。
こうしたペーパーの研磨仕上げについてですが、ベニマツのような軟材で
はペーパー粒度を上げていっても研磨筋が細かくなるだけで、思ったほど
には効果を得られませんし、堅木のよう には綺麗には仕上がりませんの
で、程々のところで見切りをつけることに なりますが、致し方の無いところ
です。
ベニマツではペーパー粒度は最大320番まで、場合によっては240番まで
と考えておいて良いのではないかと思います。それ以上のものは不要でし
ょう。
内丸部分を完全に仕上げてしまいましたら、次ぎに外丸側を仕上げていき
ます。
 

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