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 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

構造について 206 2006.4.13追記

 

クランプ代とした矢印部分の 外丸側をバンドソーで大雑把に落として、
横ズリのベルトサンダーで先に荒仕上げした留め部材と面合わせします。
次ぎに内丸側と同様に 横ズリベルトサンダーで、点線のように近似値
的に接線を順次可変しながら削り出していきます。
おおよそ点線のラインが出ましたら、木工バイスでクランプしてここは外
丸ですから小鉋(平)を使い、形紙でよく確認しながら慎重に点線のライ
ンを削り出していきます。
おおよそのラインが出ましたら、内丸側と同様にランダムアクションサンダ
ーで面を滑らかにし、後はサンダーで削り後を目通しで消しサンドペーパ
ーで最終仕上げしていきます。ここは外丸ですから当然ペーパーブロック
は平のものを使います。

この外丸部分は写真の笠木の場合は曲面(R)に仕上げていますが、内丸
の背もたれ側とは違い座り心地とは無関係ですから、直線に仕上げれば
加工は随分楽になります。見てくれ的な要素が主目的になりますし、こうし
たところの一寸した面の処理の仕方で随分雰囲気が変わるものですから、
自分なりのデザインを思案してください。
写真の笠木の場合は素材がベニマツですから、とにかく機械的強度を確保
するために、なるべく肉厚を落とさずに見かけとしてはなるべく薄く見せて、
軟らかい雰囲気を持たせることを考えましたので、私の感性では必然的に
点線のよう なラインを選択しています。

内外の面が仕上がりましたら、次ぎに背もたれからアーム部分に掛けての
曲面を仕上げていきます。こうした部分の形状、加工は人それぞれ感性の
違いや扱う道具で随分変わってくるところだと思いますが、一番基準を元に
の加工がし辛い部分で手加減の割合が増えてきますから、難しくもあり楽し
める部分です。
内外丸面及び前木口面に目安線を入れ、バンドソー、手鋸、ノミや切り出し
などで大まかに形を出し、後は反り台鉋と小鉋(平)でイメージした形にひた
すら削り出していきます。
ここの加工はとにかくクランプし辛い作業になりますので、何度も書いてい
ますように設計段階から加工についてもよく考え合わせておく必要がありま
す。
鉋でイメージした形が削り出せましたら、サンダー、サンドペーパーで滑らか
に研磨して最終仕上げます。ただ写真の笠木では本体との組み付けで通し
ホゾ部分がありますし、部材保持の面からも上面は本体に組み付けてから
ペーパー仕上げして完成です。
 

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