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 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

構造について 204 2006.3.30追記

 

点線の積層部分が接着できましたら、次ぎに積層分の矢印の内丸
側をバンドソーでおおよそで切り出し、先に荒仕上げした部分に習って横
ズリのベルトサンダーで荒仕上げ(面合わせ)します。
矢印の外丸部分は内丸側を完全に仕上げてしまってから取り掛かりま
すが、これはこうした笠木は加工においてクランプ(保持)しにくいものです
から、私の場合は積層した外丸部分をクランプ代として残しておき、ここを
クランプして先に内 丸部分の加工を完全に済ましてしまいます。

勿論矢印の外丸部分も矢印の内丸側と同時にバンドソーで落としてし
まってもクランプはできますが、クランプしにくく位置的な関係で作業性が悪
くなりますので、私の場合はこうした手順にしていますが、こうした一寸した
ことで加工性や作業時間が変わってきますので、ケースバイケースですか
ら自分の加 工方法なりクランプ方法に合わせて最適な作業手順を良く考え
て進めてください。

次ぎに内丸部分の背もたれの当たりを良くするために、縦の湾曲を加工し
ていきます。二段目の図は矢印の断面を横から見たところを表していま
すが、点線のように削り出していくことになります。
まずは先に写真を載せました横ズリのベルトサンダーを適宜傾斜させて近
似値的に点線の湾曲に近づけていきますが、図で表わせば線のよう
に順次接線の角度を変えての削り加工になります。

おおよその削り加工が終わりましたら、切り落としていない外丸部分を木工
バイスでクランプし、反り台鉋で削り仕上げしていきます。こうした三次元局
面部分の加工では、罫書き線に従ってとは行きませんので厄介なところで
すが、内丸加工で二次元曲面は既に面が出ていますので、この面を基準に
縦の湾曲を付けていく分けですが、先の横ズリベルトサンダーでの削り加工
においても、各接線で削る面や稜線が平行になっていれば均一に削り加工
が出来ていると判断して良いことになります。
一番簡単には点線の曲面に合わせた形紙を作っておき、随時形紙を当
てて確認しながら削り加工をしていきます。

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