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ケビキについて 2001.9.26記

筋ケヒキと鎌ケヒキ ケビキは高価な道具ではありませんが、家具作りでは重要な道具です。
自分の作業に合ったものを慎重に選んでください。
写真の左が筋ケビキ右が鎌ケビキです。
筋ケビキは、竿に刃が差し込んであるので、寸法合わせは竿自体を抜
き差ししますがこの時、竿がぐらつきますので合わせずらく、固定ボルト
を閉める時に、微妙にずれる事があります。また作業状況によっては
竿の先が当たってしまいけがけ無いことがありますし、竿のために刃先
が見えにくいので、細かい作業では神経を使います。

鎌ケビキは、竿は固定されていますので、竿を握り親指で刃の出し入れ
ができますので、寸法合わせは容易です。また、刃はL字に曲げてある
だけですから、障害物ぎりぎりまでけがく事ができますし、刃先もよく見
えますので細かい作業も楽にできます。

これらの事から、私の仕事では鎌ケビキを使っています。鎌ケビキは、刃
が二枚になっていて(筋ケビキも、竿が複数本の物が有りますが同様です)ホゾ穴
などが一度にけがける物も有りますが、寸法合わせが難しく使いこなせま
せんし、通常ホゾはセンター振り分けが多いですから、精度は一枚刃で両サイドから二度引きする以上の方法は無い
ですから、家具作りには合いません。選ぶときには、竿の溝と刃はピッタリ合ってブレの(キツイくらいでも構いません)
少ないものを探してください。大きさは、写真の物で110ミリくらいまでけがけるものですが、これが上限でこれ以下が扱
いやすいと思 います。またこれは、刃物砥ぎ器の特注を引き受けていただいた、オクダ、マシン、サービスという会社
が出していた物で、刃先がハイス鋼なので非常に長切れします。
ケビキは、定規板が反ったり、使用頻度が高いですから、定規板が磨り減ってきて凹凸面になると、作業精度が落ち
ますので適時、スケールや下端定規で確認し、狂いがあれば台直しカンナで修正して絶えず平面で作業するようにし
てください。ケビキは、高価な道具では無いので、できれば複数本持たれると、必要な各寸法を各ケビキにセットして
おけば、作業がスムーズに進みます。この時に、経験上まったく同じものを揃えるのが良いと思います。一つの形に
手が馴染んでしまうと、他の形の物が使いずらくなり。複数本あっても一つしか使わなくなってしまいます。


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