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ホゾについて 3 2001.10.31記

胴つきは右図のように片胴付きから四方胴付きまで、いろいろなバリエーショ
ンが有りますので、適材適所において支障のない範囲でなるべく単純、簡単を
心がけるようにす れば加工が楽になります。
家具の同一面に通しホゾと止めホゾがある場合などは下図の様に、ホゾ間の
寸法は同じでホゾの長さが違いますので、材料に無駄は出ますが、一番長い
部材に揃えて木取り、ホゾ加工をして最後に余分なホゾを矢印の様に切り
取ります。こうすることでホゾ間の寸法が正確に揃った部材が出来ます。

                                


 

 

 

 

これは一般に良く行われている作業方法の一例です。 これは最後にホゾの長
さを落とす方法ですが、そのほかにも部材自体の巾と厚さを変える方法も有り
ますので一つずつ例を挙げていきます。
Exhibitionに有ります流し台の扉などは右図の様に横框のホゾは縦框の木口
近くに開けますので、胴つきを少し大きく取りますので、変芯する事になります。
そこで部材の製作は幅の狭い同付き面を大きくし、センター振り分けにしてホ
ゾ加工後に矢印の所で巾を切断します。

右図の様に扉の中横貫などで縦框と面違いにする時などは、中横貫は縦框と
同じ板厚に木取り、センター振り分けにしてホゾ加工後に矢印の所まで板厚
を落とします。

後一つ別の巾を落とす例を挙げておきます。
イスなどでは座面を傾けますので、左右の座枠は右図の様に角度が付きます。
当然胴つきに角度が付きますし、ホゾも部材に対して角度が付きますので非
常に面倒な作業になります。そこで勾配分の寸法をプラスして巾を広げ、前後
のホゾを上下勝手に付けて普通のホゾとして加工し、最後に矢印のように
切断します。この時に板は柾目では目切れしますので板目を使いますが、あま
り角度が付いてきますと板目でも強度が落ちますし無駄も多くなりますので5度
ぐらいが限度です。またイスでは背板側の巾を絞る事が有りますので、これも
同様に対処できますし、角度が付いて背板側の巾を絞る場合でも部材は太くな
りますが、 対角勝手でホゾを付ければ対処できます。この時も5度、5度ぐらい
が限度ですが、イスの場合は強度が問題になりますので木取りは十分注意が
必要です。

また部材の長さが異なる物でも胴付きに同じ寸法が有ればホゾの一番長い物
にホゾ長さを揃えれば作業は楽になります。何を揃えるか、どんな条件で揃え
れば良いかは使う道具、機械や加工方法で変わって来ますが、この考え方を
いろいろな場面で応用すれば、わりと楽にホゾ加工をする事ができます。
ただしどの方法で加工しても材料に無駄が出ますから、最良の方法と言うわけ
では有りませんので、他の工夫を加えるなど自分なりの考えで取捨選択してく
ださい。

また機能上胴付が必要ない場合でも作業のし易さなどから胴付を付ける事も
出てきます。たとえば右図の様に角度の付いた二方胴付などはイスなどで使い
ますが、胴付きの平面を合わせる事はマイタゲージや治具を使ってもなかなか
難しい作業ですが、自分の加工方法に合った点線のどちらかに一面胴付を
付けることで三方胴付きとし、この胴付を基準面にして両側の胴付を加工すれ
ば作業が正確に楽に出来ます。 ただし胴付きの加工順序は加工方法により変
わりますので自分に合った順序で加工することになります。
家具作りでは基準面が大切ですが、角度が付いた物は特に何を基準にするか、
どこを基準にするか良く考えて設計や作業をする必要が有ります。

もう少し「ホゾについて 4」で書いて行きます。


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