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構造について 144 2005.6.1記

天板と脚は分離可能  

テーブルの構造については、複雑なものや難しいものなど考え出せば限
のないほど、さまざまなものができると思いますが、基本的に天板を脚で
支えるだけのものですから、至って簡単、単純なものですが、天板が大き
くなりますと接いだりの作業はなかなか大変ですし、当然接いだ天板は自
動鉋にかかりませんから、手鉋による両面の平面出しもなかなかの重労
働の大仕事になり、小さなものを作る場合とはまた別の難しさがあります
し、天板の反りなどの動く力も大きくなりますので、反り止めの蟻挿しなど
もしっかり組み上げるためには、嵌め合い感覚などに結構神経を使いま
すしなかなか難しい部分です。

板の反りについてはテーブルに限らず、駒留めや反り止め部材を木ネジ
などで強引に止めてしまう方法や端嵌めなども有りですが、ケースバイケ
ースでそれで事足りる場合も当然出てきますが、木というものの反りを止
めることにおいては、やはり反り止め部材を蟻挿しする方法が一番理に
適っていますから、今はルーターやトリマなどの便利な電動工具が有りま
すので、可能な限りこの方法を取り入れた構造を考えていきたいところで
す。

とにかくある程度の幅の狭い板を複数枚接いで、大きいテーブルの天板
を作り上げる作業は大変なものですから、なるべく手間の掛かりにくい方
法を工夫してください。今は板幅300ミリ程度まで削ることが出来る小型
の自動鉋盤も有りますし、持っている方も結構いるのではないかと想像し
ますが、十分に活用するにしてください。
幅の狭い板を複数枚接いで、広い板を作る場合の考え方の例えばの話に
成りますが、板幅が150ミリ程度の板を六枚接いで、板幅850ミリの天板
を作ることを考えますと、六枚の板をまず自動鉋盤(手押し鉋盤もあると仮
定しますが)で板厚を揃えると思います。次に接ぎ面を仕上げてビスケット
なり雇いざねで接ぐための加工をして、六枚を一気にエイヤッと接いでしま
い、最後に手鉋で平面出しをする場合と、板厚を揃えた後に二枚をワンセ
ットとしてまず300ミリ幅に接いだ板を三枚作ります。次に自動鉋盤を通し
て平面修正し、その三枚の接ぎ面を仕上げて三枚を接ぎ、最後に手鉋で平
面出しをします。
どちらかが正解と言うことはないと思いますし、考え方や諸条件など人それ
ぞれですからどちらでも構わないと思います。また他にも作業の進め方は
考えられる思いますが、貴方ならこの場合に限って言えばどちらの作業方
法を選択しますでしょうか?
 

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