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構造について 138 2005.5.20記

天板と脚は分離可能  

前項の続きになりますが、そうしたことからいけば、四本脚で幕板を省い
てストレッチャー(貫)を入れる場合 は少し無理な部分も出てきますので、
脚の位置としては上に写真の二本脚 タイプのように木口から少し中に寄
せて配し、天板の板厚としても厚めのも のにしておくのが自然でしょう。当
然縦 から座る場合は多少なりとも脚は少し中に寄せますので助かります。

いつの間にか二本脚タイプを混ぜた話になっいますので、これ以上二本
足タイプについては書くまでもないと思いますが、くどく少し書いてしまいま
すと、これも昔から良く用いられている構造ですが、シェーカーのテーブル
などにも良く用いられている構造で、良くご存知の方も多いと思いますが、
シンプルでスッキリしたテーブルは素晴らしいものです。
勿論デザイン次第で優雅な雰囲気から重厚な雰囲気のものまで色々なも
のができます。私としてはこの二本脚タイプは少しメカニカルな印象を受け
ますが、どちらかと言えば四脚タイプに比べて、デザインにバリエーションを
付けやすいようにも感じます。

何と言っても二本脚タイプの一番の特徴は、使い勝手の面から考えれば四
本脚タイプでは一般的に必須である、矢印の幕板がなくなることではない
かと思いますが、代わりに写真のように長手のブレ止めにストレッチャー(貫)
が必要になり、これがこのタイプのテーブル の要になります。
このストレッチャーは四脚タイプの幕板のように、天板のたわみに対しての
補強にはなりませんので、特に長いテーブルになります自然に天板は厚め
のものにする必要がでてきます。また自重でのたわみも当然ありますし、テ
ーブルに荷重を掛けた時の更なるたわみを押さえるために、摺り足自体の
位置は四脚タイプに比べて、木口からある程度中側に寄せておくことが基本
になります。これは先に書きましたように、縦(短手)側から座る場合は脚が
奥に入ることになりますので好都合です。

ただ 脚を中に寄せた分、横から座る場合には摺り足が邪魔になりやすくなり
ますが、柱自体は天板幅のセンターに立てますので、それほどのことはない
でしょう。勿論柱や摺り足の仕様とイスの仕様の相性も関係してくることは言
うまでもないでしょう。


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