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構造について 80 2005.1.24記

背面より イージーロッカー 座背 4o綿ロープ編包み
 

上右の写真のイスのアーム部分についても、巻き枠部分が二分されてい
ることになりますが、脚に対して側座枠を角度を付けて挿し込んでいます
ので、この場合は背座連続編みですから、フレーム構造の関係から当然
背側の編み込みは脚の部材に対して直角ではなく、角度が付いた編み込
みになってくることになり、背板側は二段目の図と同じ状態になります。

アームについては、このイスでは座面に対して平行に挿し込んでいますの
で、アーム部分にバイパスを設けるだけで後は普通に編み進めていくだけ
になります。編み上がりとしても写真で見ての通り、アーム自体を編み込
みロープで直に挟んで編みつくすことができる形になります。
要するにこの場合は、座面の挿し込み角度に対してアームも同様の角度
で挿し込んでいますので、こうした形になりますが、例えばこの時にアーム
を対地的に水平な仕様にしたりしますと、アームと編み込み部分の両外と
は平行ではなくなってしまいますので、当然対処方法を考えなければなり
ません。
これは具体的に言えば、編み込み部分は二段目の左写真のような状態に
なり、二枚ホゾが見えている部分にアームを接合することになります。即ち
アームの上下に少し角度に相応する余裕を見て掘り込んで、編み込みの
ない部分にアームを接合することになり、上右の写真ではアームと編み込
みロープが直接触れていますが、この場合は少しスペースを取って編み込
みロープとアームが直接触れないようにして対処することになります。
まあ文章にすると自分で読んでも何とも分かりにくくてかなわんですが、こん
なところは意味不明でも構いませんの、自分なりに工夫してみてください。
こうした文章を子供が大人の服を着ると言うんですね。駄文駄文!!

めげずに分かりにくい話を続けてしまいますが、編み枠に編むことだけを考
えれば、当たり前ですが線とその挟まれた編み枠の状態(関係)について、
平行は勿論ですが、直角であることが一番編みやすい状態になります。
下の写真はそんな状態の部分を編んだところになります。どんな場合でもな
るべくこうした状態にして編み込んでいきたいところですが、ただ実際には上
の二枚の写真のイスのように仕様、構造の関係からどうしても二段目の図
のように、編み枠の部材自体に対して角度の付いた斜めの編み方(巻き方)
になってしまうことも出てきます。


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