Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

 

 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

構造について 49 2004.10.30記

ここで二段目の図のように、スピンドルタイプでハイバック的に肩辺りまで
背側を延ばした場合を考えて見ますと、前項で書きましたランバーサポー
ト辺りだけで支える背板では背座角を13〜15度程度を目安に考えていき
ますが、数字的にも結構大きい値に感じますし、視覚的にも結構倒した感
じに成りますが、座ってみればそこそこ快適な背当たり角度に感じるので
はないかと思います。

こうしたタイプでは背板自体の傾斜角度は大きいですが、上半身はあまり
後傾せずに、背骨のS字カーブに合わせてランバーサポート辺りに背板が
スッポリはまり、姿勢自体は腰を引いて姿勢を正した形になります。いわゆ
る背筋を伸ばした姿勢といって良いと思います。要するにこれは骨盤が立
った(垂直)状態だと思いますが、あくまで私が腰を痛めた体験から行きま
すと、骨盤が後傾してくるほど腰に負担がかかり辛くなる傾向にありました。

腰を痛めたことのある方は良く分かると思いますが、いくら背当たりが良く
ても後傾の大きいイスや、SHが低めのイスは立ち座りのこともあり、なかな
か辛いものがありますが、こうしたランバーサポート辺りに背板がスッポリ
はまり、腰を引いて姿勢を正した形で座る場合は腰に負担がかかりにくい
ですから、こうしたタイプのイスを検討されると良いでしょう。

当然これは座面の対地角度としても、大きくなればなるほど上半身が後傾
しようとしますので、腰への負担が増す可能性が高くなりますので、その辺
りも良く考える必要があります。後一つSHが低めのイスは立ち座りのことも
ありますが、自分にとって低めのイスはイスの仕様に関わらず上半身が自
然に後傾しようとする傾向にありますので、こうしたところも良く考える必要
があります。

くどく書きますが、特に座面から背板までの空間が必要、重要で、しっかり
腰を引くことが出来て、ある程度自由にお尻の位置が調節可能であること、
後はランバーサポート辺りをしっかり支えてくれる背 板仕様のイスを探してみ
てください。またアームが有れば立ち座りの補助に なりますので尚ベストです。
腰を痛めたといっても原因はさまざまでしょうし、症状、状態は人それぞれで
すから、十派一絡げでは片付けられないと思いますが、こんなところもイスを
買うにしても作るにしても、自分なりに検討してみるのも無駄にはならないと
思います。
私も全く動けなくなるほどの経験を何度もしていますので、腰通の辛さは良く
分かりますし、腰を痛めないに越したことはないですが、痛めてみると自分に
とって合うイスか合わないイスかが良く分かるのは事実ですが〜また話が横
道にずれてしまったような・・・


                                     << 前へ Page top 次へ >>