Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

 

 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

構造について 15 2004.8.11記

どんな取手を付けるかで家具全体の雰囲気が随分変わりますので、取手
もなかなか疎かにはできないものです。また取手をどの辺りに付けるかで、
見た目のバランスや使い勝手が変わってきますのでなかなか難しいもの
ですが、基本的には突合せ側の縦框に取り付けることが多くなると思いま
すが、図で行けば点線丸や点線丸のように取り付けます。
家具の大きさや使い道、使用頻度と使い勝手や視覚的なバランスを総合
的に考えながら位置を決めていきます。また図のようなキャビネットの上に
上置きが乗って、そこに扉がある様な場合の取手の位置が高くなる場合も
同様に検討していきます。
ワードローブなどのドアのように大きい扉になりますと、扉全体の下から0.55
の位置を標準と考えて適宜加減していけば良いでしょう。なんでもない取手
一つも結構自分の感性を試される部分です。

取手自体は相当色々な種類のものが市販されていますので、目的好みに
応じて探すもの楽しいものですし、自分なりのオリジナルな取手を作るのも
楽しいものですから、是非チャレンジしてみてください。
写真の取手はノミで削り出した一番汎用性の高いノブタイプの取手ですが、
Challenge の「その他のホゾ、構造について 31」に製作に関したことが少し
書いて有りますので、参考にしていただければと思います。
また何れ Challenge3 で製作手順を書いていくことにいます。

 

丁番の取り付け位置に関しても結構悩むところだと思いますが、扉というも
のを考えたときにはどんな扉の寸法比に関わらず、基本的には扉の支持位
置自体はなるべく上下両端に持っていきたいところですから、それからだけ
いけばピボット丁番などは理想的なものでしょう。
平(角)丁番などですと横框のホゾが有りますので、丁番のビス締めを考え
ればホゾ位置を避けなければなりませんが、特に通しホゾではホゾ木口にビ
スを挿す分けには行きませんので、自然と楕円辺りになってしまうでしょう。
またワードローブのように背の高い扉になりますと、丁番を三つにする事も必
要になる場合が出てくるでしょう。
当たり前ですが丁番取り付けで一番大切なことは、スムーズな扉の開閉です
から丁番の支点軸(支点)を一直線に取り付けることになりますので、丁番を
三つ取り付けるような場合には各丁番の支点軸が狂い難いように特に作業
手順を良く考えてください。


                                << 前へ Page top 次へ >>