Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

 

 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

構造について 1 2004.7.14記

 
 

加工及び組み立て仕上げのおおよその流れと、関連したことについて書
いてきましたが、次ぎに Challenge と重複する部分も多いと思いますが、
ホゾに関連してきますが構造やそれに付随したことについて少し書いてい
くことにします。

イスやテーブルなどの脚物は部品点数も少ないですし、実用性、機能を
優先して考えていきますと、ある程度決まりきった形なりスタイルになる傾
向にありますが、キャビネットなどでは外観的には箱ですから大差ないに
しても、内部構造自体は色々な方法で組み上げることが出来ますので、
自分なりの作りを工夫していくと良いでしょう。
家具の構造は超単純簡単に考えれば、例えは妥当かどうか分かりません
が、家のツーバイフォー工法のようにパネル(板)を組んでいく板組みと、
在来工法のように柱をホゾで組み上げ、そのできた空間を壁(板)で埋め
ていくよう な框組みがあります。イスやテーブルのような脚物ではどちらか
と言えばですが、脚物と言われるようにその機能上框構造が多くなる傾
向にあります。

初歩的な木工では技術的なことや手持ちの工具、材料の入手などを考え
れば、ホームセンターなどを利用されることが多いでしょうから、合板や集
製材を使えば材料を切り刻むだけで、ビス締めや釘での製作が一番手軽
ですから、板組みでの製作が向いています。少し木工に慣れてくれば、今
はトリマでの溝堀りで嵌め合いを作ったり、面取りや装飾的な加工もできま
すので、少し複雑なことが出来るようになります。またビスケットジョイント
なども随分普及してきていると思いますが、これなども順次取り入れてい
けば相当の接合バリエーションがありますので、かなりしっかりした本格的
なものが製作できますし、切り刻むだけでなく必要な部材をしっかりしたジョ
イントで作り出すようなこともた易く出来るようになりますので、かなり自由
度が上がります。
更に最近はコンパクトで結構リーズナブルな自動鉋盤、手押し鉋盤やバン
ドソーなども手に入りやすくなってきていますから、順次取り入れていけば
かなり自由に好みの部材を作り出すことができますので、設計においても
製作においても制約が少なくなり、相当自由に思い通りの物を作り出すこと
ができるように成ります。
この辺りまではビスケットジョイントの接合を考えますと、どちらかと言えば
ですが板組み構造が扱いやすい傾向にあると思います。


                                           << 前へ Page top 次へ >>