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加工(製作)について 16 2004.6.20記

鉋台の木端についてですが、上の図は鉋を木口側から見たところを表し
ていますが、矢印の両木端は矢印の下端に対して直角に仕立てて
おきますと、二段目の図のように平らな作業台などの上に鉋の木端を付
けて置き、削る部材を敷き板(削り台)を置いて浮かせ木端や木口を削れ
ば、自然に直角が出ます。
スコヤで下端との直角を確認して、狂いが有れば台直し鉋で修正します
が、この鉋の木端は平らな作業台の上を滑らせるだけで、削るわけでは
ないのすから平面性に多少狂いがあっても問題ありませんので、直角だ
けしっかり出ていれば良いことになります。勿論平面の凸の狂いは鉋が
安定しにくいので、あまり好ましくないのは言うまでもないでしょう。
この時に木端の調整は必ず下端の調整を済ませてからにします。当たり
前ですが下端を基準として木端を調整しますので、下端の調整で基準が
変わっては何にもなりませんので、下端の調整をしましたら適宜木端の直
角も確認します。
私の場合はこの木端の直角出しは写真の横ズリベルトサンダー (80番程
度の一番荒いもの)で、仕上げてしまいますが、面は横ズリしたままです。
ある程度ざらついていた方が非力な私の場合は滑り止めになって好都合
です。勿論こうした削りをしないのであれば、この木端調整は省略無視し
てしまってもなんら問題はないでしょう。

薄い板に木口や木端の削りは、クランプして立てての削りは面が狭く安定
しませんので、手が決まるまでは結構難しいものですが、こうして削れば
安定します。ただこうした削りでは力が入りにくいですから、刃が良く切れ
て下端がうまく調 整されていないと、刃の食いつきが悪くなかなかうまく削
ることができませんので、そうした意味でこうした削りをして見るのも良い
か もしれません。

イスなどでは曲面やアールの加工が多くなりますが、反り台鉋もあると重
宝します。市販のものでは対応できないこともあると思いますので、アール
を仕立て直したり小鉋を反り台鉋に仕立て直して、好みのものに作り変え
ると良いでしょう。


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