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加工(製作)について 4 2004.5.27記

薄ノミによる長手面の仕上げ  
ホゾ先の入り面を取ります  
ホゾ胴付き面のすきとり  

ホゾ接合即ち凹凸の嵌め合いは、基本的に凹のホゾ穴を先に加工し、そ
のホゾ穴に合わせてホゾを加工していきます。またまた重複して絶対(基
準)と相対について少し書いてしまいますが、これは凹だから先に加工す
るという意味ではなく、加工方法における絶対と相対の関係から来るもの
で、一般的にホゾ穴は角ノミで加工しますので、角ノミでホゾ穴加工は決
まってしまいますし、繰り返し同じ穴をあけることができます。
また角ノミは微妙なホゾ穴の穴あけ調整は機構状無理があります。ホゾを
先に加工してそれに合わせてホゾ穴を加工することになると、厄介なこと
になってしまうことは良く分かると思います。
これは丸ホゾで考えれば特に良く分かると思いますが、要するにドリルビ
ットで穴あけは決まってしまいますので作業の流れを考えれば、動かすこ
とのできないもの、動かしにくいものが絶対(基準)になりますので、絶対
の穴あけを先に加工して、それに対して相対的な丸ホゾを後で加工してい
くことになります。基本的にはどんな作業でもこの進め方になります。
仮にですがホゾとホゾ穴を加工する機械工具が、逆の状態になるようなも
のであれば当然ホゾを先に加工して、それに合わせてホゾ穴を加工する
ことに なります。

ホゾ穴は角ノミでの加工ではどうしてもバリ、毛羽立ちが出たりと面が荒
れたりしますし、通しホゾでは両面からあけますので多少のずれなども出
てきますので、薄ノミなど良く切れるノミで一さらいしてから、ホゾ加工に入
ります。一さらいせずにホゾの嵌めあい調整しながらホゾを加工してしまい
ますと、そのまま組んでしまえばホゾ穴面が荒れていることから、多少なり
とも接合度が落ちますし、ホゾ加工後に一さらいすれば嵌め合い具合が変
わってきてしまいます。
ホゾは最後に入り面や胴付き面のすき取りを忘れずにしておきます。

ホゾ穴やホゾの加工が終わりましたら、最後に各部材をを仕上げ ていき
ますが、部材加工においてはいくら注意しても、ある程度の傷やへこみが
できてしまうものですから、仕上げ鉋をかけることと合わせてこの段階で、
傷やへこみを消してしまいます。
 

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