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ホゾについて 1 2002.6.25記

 

無垢の木を使った家具、小物の組み立てにおいては、接着剤から釘、
木ネジ、ダボ、金具や右の写真のようなホゾなど様々な方法が用い
られます。
自分のイメージしたものをどんな方法(工法)で組み上げて行くか、同
じものを作るにしても人それぞれであるように、各自の技術や考え方
の違いで様々な方法で作り上げたものが出来てきますし、自分では
思いも因らない方法に感動したり、自分なりの工夫を加えて新たなも
のを考え出すことも楽しいものです。なんと言っても木工に要であり、
奥の深い難しいことですが、これが木工の醍醐味であり設計、加工、
組み立てと楽しめるころです。
一般的に書籍では継手、接手、仕口、指し口、組手など様々な分け
方、呼び方がありますし、同じものでも異なる分類や名前で呼んだり
することも有るようです。
ページタイトルは「ホゾについて」としていますが、ここではこうした分
類や名前に拘らずに、良く使うと思われる実用的な接合方法の例を
少し書いていくことにします。

 

 

部材と部材の接合において一番単純には接着剤と言うことになりま
すが、接着剤も古くは糊、膠から化学系のものまで色々なものがあり
ます。特別なことが無い限り、入手、価格、接合強度、扱い、などから
考えて一般的に木工ボンドと呼ばれている、乳白の酢酸ビニル樹脂
エマルジョン系接着剤だけで十分です。
しかし最近では環境汚染やシックハウスのことが色々言われています
し、折角無垢の木を使い何かを作るわけですから、出来ればなるべく
全て天然素材のもので作り上げたいところです。

仕上げに使う塗料、オイル関係の物は、価格は少し高いですが、随
分そうした事に対応した物が各社から出されていますし、ホームセン
ターなどでも扱われるようになって来ましたので、そうしたものを使う
ようにすれば良いでしょう。
接着剤関係については先に書いた木工ボンドの価格、扱いの手軽さ
接着力などから、なかなかそれに変わるものが有りませんので一番
ネックになるところです。

私の知る範囲ではアマチュアの方でしたら少し値は張りますが、使用
量や使用頻度も低いですし、多少の手間を惜しまなければ、ドイツの
会社のものですが牛乳カゼインを使用した粉末の接着剤が出ていま
す。これは使う30分ほど前に水で解いて粘度を調整して使いますが、
一番の欠点は一度水で溶いてしまうと8時間ほどの内に使いきれない
分は捨てることになります。
これからはアマプロ関係なく価格、利便性や接着力だけを求めるので
はなく、色々な意味でこうしたものも検討して行かなければいけないで
しょう。

「ホゾについて 2」で続きを書いていきます。

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