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ホゾについて 106 2004.3.30記

ケースバイケースとよく書きますが、何事も画一的にはいきませんので、
どうしてもそんな表現になってしまいますが、基本的なホゾ、胴付きの働
き、 効果とホゾ穴の止めと通しや開放型の特徴や蟻形(テーパー状)の
効果、要するに角度ですがその働き発想などを理解していれば、必要に
応じて必要なものが閃きますので、本来こうしたことを事細かにグダグダ
書いても、あまり役に立たないことは良くお分かりだと思いますが、これも
何度も書いていますように、ここに書いていることはあくまで私の解釈で
すから、正しいとか間違っているとか良い悪いとかの、良否を判断するよ
うな見方ではなく一つの捉え方考え方で、そうしたことを自分なりに考え
て、自分なりの捉え方考え方を確立していただければ素晴らしいことだと
思います。また良い悪い的な捉え方をしますと、何事も選択肢を狭くして
しまいますので、あれも良しこれも良しでいきたいものですから、せめて
向き不向きとか適材適所で捉えていけばと思います。
良く判断力などと言いますが、判断すると言うことはわからないから判断
する必要が出てくるわけで、知ったり理解していれば判断する必要もない
訳ですから、是非そんな状態になりたいものです。

 

と言いながらも引き続き役に立たないことを書いていくことにしますが、
上の図のような こうした三枚接ぎは当然角度が付いてくることもあります
が、写真は前に 別の件で載せた写真ですが、角度の付いた七枚接ぎで
貫が有りますの で込み栓の補強はありませんが、軟材のベニマツで部
材もそれ程太くあ りませんが、なかなかの接合強度が得られます。
角度が付いてきますと、当然矢印の胴付き面に当たる部分に角度が
付いてきますので、両部材の角度の加工精度が不揃いでは胴付き面が
ピッタリ合わなくなってしまいます。こうしたところもノミ加工の当て冶具を
工夫して作っておけば大活躍してくれるでしょう。

この角度を最大にすれば木口同士を突き合わせて一本の真直ぐな棒に
する接ぎになりますが、やはりこうした接ぎは何と言っても大きいものを作
るために、長さ寸法が足りないことから必要に迫られて継ぎ足すために
使われる接ぎで、やはり大工さんの世界で活躍するもので、家具では部
材寸法が小さいですから、わざわざ二本を接いで一本にする必要もない
ですし、全く無いとは言えませんがほとんど出番は無いと思いますので、
ここではそうした木口を突き付ける接ぎについては取り上げないことにし
ます。


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