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イス雑感 4 2003.1.19記

 
ウインザーチェア L  
 
   

椅子は成型合板やトーネットのようなものは別にして、大きく分けて上の写
真のようにフレームを組んで座板を乗せたものと、二段目の写真のように
厚い質量のある座板に脚と背を指して組んだウインザーチェアと言われる
ものと見て良いでしょう。勿論板を組んだものや折衷の物も出来ますが、
実用的な椅子を考えて行く時には色々な意味で主にはなりにくいでしょう。

上の写真のものは座面が板ですが、座り心地ことを考えてウレタン、スポ
ンジや皮、キャンパス地張りにしても良いですし、ペーパーコードや綿など
のロープ類やテープ類で編むなど色々バリエーションを付けやすいですが、
ウインザーチェアタイプは構造上そうしたことが出来にくいですから、座り
心地を考えた時には座面を掘り込むことが自然でしょう。

また背においても上の写真のタイプでは、写真のように横に背板を渡した
ラダーバックタイプものや、座と同じようにウレタン、スポンジや皮、キャン
パス地張りにしたり、二段目の写真のようなスピンドルタイプも出来ます。
また三段目の写真のようにロープ類(綿、ペーパーコード)やテープ類など
で編むことも出来ますので、非常に広い選択肢が有ります。
一方二番目の写真のウインザーチェアの背においては、構造上座面にス
ピンドルや角、板の部材を差し込むものが自然ですから、選択肢が狭くなり
ますが、構造上脚部もそうですがわりと細い部材で作ることが出来ますので、
使用材料も少なくて済みますし、思いのほか軽い椅子に仕上がります。
また構造的(四方転び)に三角を利用していますので、細い部材で構成さ
れているわりには椅子としての強度も有ります。材料、加工、構造、出来
上がりと、とにかくあらゆる面で良く考えられている椅子で、色々なバリエー
ションは有りますが、選択肢が少ないことは逆にもう変えようの無い一つ
の完成されたスタイルで、地域に根ざした日常生活から生み出され歴史を
感じますが、素晴らしいの一言です。

部材の加工においても木工旋盤を利用出来ますし、ホゾも基本的に丸ホゾ
ですから、角度は付きますがドリルで穴を開けるだけですから、少し工夫す
れば難しい加工ではありませんし、特別な道具も必要ありません。
ホゾの寸法やそれに付随する寸法加工精度も上の写真のような框組の平
ホゾ加工に比べてラフでよいところも有ります。ただ脚部の組み立てなど
においては三角を利用していますのでその構造の性質上、框組のように
縦横順次組み立てるのではなく、全ての部材を差し込んで一気に組立てま
すので少し勝手が違いますが、こうした構造、発想の素晴らしさを感じます。

                 
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