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その他のホゾ、構造について 17 2002.5.25記

   

 ライティングデスクの扉受け部分の構造について書いていきます。
写真のライティングデスクの扉は前に書きましたように、扉受けを本体と
の構造から不用にしたタイプです。この扉の開け閉めで、扉受けを出し入
れする事は結構面倒ですし、連動で扉受けが出入りする物も便利ですが、
扉受け自体が邪魔に感じる事も有りますので、実用性を重視して使い勝
手を考えればこのタイプが一番重宝すると思います。

このタイプでは扉受けとしては省略できるのですが、扉受けの代わりに多
少の扉受けの働きをする部分がどうしても必要になります。この部分はな
るべく小さくして おきたい所ですが、テコの原理で小さくすればするほど丁
番に負荷がかかる事になりますので工夫する必要が有ります。この辺り
の 事も考え合わせ、ライティングデスクとして見栄え良くまとめる事はなか
な か難しい所です。

図は写真のライティングデスクの扉受けの部分の断面図になります。これ
は昔から良く使われている方法だと思いますが、それを少しアレンジした
物です。
これで扉受けの出し入れは不要になります。また、構造上扉を閉めた状態
では丁番は見えませんし、図の矢印の様にテーブルに荷重をかけた場
合には、相欠き部分で荷重を受けますので、丁番部分には大きな負担が
かかりません。
また、扉自体はここでは構造上自然に IN SET なりますが、ライティングデ
スクの扉はどんな場合でも IN SET が良いでしょう。これは使ってみればす
ぐ判ると思いますが、扉を閉める時に密閉状態になりますのでエアークッシ
ョンが働き扱いが楽になります。
写真と図を見比べていただれけば判ると思いますが、図のい部材が扉
受けの働きをする部分になります。
扉と本体テーブルトップを図の様に欠き取 り、図の一点差線の様に、扉を開いた時に扉と本体テーブルトップが面
一で一直線になる様にい部材の位置を決めます。すなわち、図からも判ると思いますが、本体 テーブルトップから
扉の板厚分下がった所になります。 また、い部材の前後の位置は、扉の角度と板厚により決まりますので、 その時
矢印寸法の扉を支えるスパンが、どの程度取る事が出来るか を見ながら、矢印のい部材の寸法と、矢印
の切欠き寸法を調整し ていきます。
この時に、扉下端は見栄えから、い部材の上端より5ミリ以上入り込む 様にして決めていきますが、この下端は扉
を開ける時に点線の様な軌 跡を描きますので、矢印寸法があまり大きくならない様にしませんと、下の部分のと
の構造や寸法バランス等がまとめにくくなります。また、矢印寸法もあまり大きくしますと全体のバランスから間延び
した雰囲気になります。
他にも、この構造の性質上、この扉を開けた場合のテーブルトップとしては矢印寸法になりますが、扉を閉めた場合
には矢印部分がプラスされて矢印が扉としての見えがかり寸法になりますので、これも間延びした雰囲気になる
一つの要素です。
以上の様な事からも判ると思いますが、それぞれの要素が複雑に絡み合っていますから、一つの変更が全体に影響
しますので、原寸図を描いて仕様とデザイン見栄えを考え合わせながら、少しづつ各部の寸法を詰めて行きます。

製作においても扉部分はかなり精度良く慎重に作る必要が有ります。本体テーブルトップ の欠き取りは設計寸法どう
りで加工しますが、扉部分の欠き取りは全体の製作誤差が有りますので、少し控えて加工しておき、最後の扉取り付
け時において扉をはめ、本体テーブルトップと面一で一直線になる様に少しづつ確認しながら調整して仕上げます。
丁番は前にも書きました真鍮厚口引抜き角丁番を使っていますが、図からも判ると思いますが、丁番部分が少しテー
ブルトップから出ますので、気になればライティングデスク等に使う面一になる丁番が有りますのでそちらを使ってくだ
さい。図の丸部分の扉下端とい部材は、見栄えからなるべく隙間を狭くしておきたいので、図の様にい部材に
アリ溝ビットなどで加工しておきます。

「その他のホゾ、構造について 18」でテーブルに関する事を少し書いていきます。


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