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その他のホゾ、構造について 12 2002.4.24記

     

 普通の扉について他の項と多少重複する所も有ると思いますが、例を
挙げて少し詳しく書いていきます。
扉には開き扉と引き扉が有りますが、Information の「扉について」に書い
て有りますので参照してください。また、開き戸については IN SET を前提
として書いていきますが、IN SET についても同じ項に書いて有りますので
同様に参照してください。
また、開き扉の場合の丁番も色々なタイプやバリエーションが有りますの
で、好みや考え方の違いによりケースバイケースで考えてください。
ここでは Challenge の「ベビーベットに挑戦してみませんか」で書きました、
真鍮厚口引抜き角丁番を前提として書いていきます。

普通の扉はライティングデスクやライティングビューロー等の様に両面使
いませんので作りは楽になります。特に引き戸では外す意外には裏を見
る事はありませんので、そこそこの見栄えで仕上げておけば良いでしょう。

扉の構造として条件は少し違いますが、ライティングデスクやライティング
ビューロー等の扉の項で書いて来ました様に、色々な構造を考える事が
出来ますが、框で作る扉を基本と考えておけば良いでしょう。
扉の大小に対する対応、重量、作りやすさ、扉として寸法の伸縮、狂い、
開き扉や引き扉等の使用状況に対する対応、デザイン的なバリエーション
の広さ等を考えると、好みの問題は別にして扉には一番適した構造だと思
います。これは四角い枠ですから額縁と考えて留めで作ることも出来ます
が、実用的な家具では耐久性から考えてやめておいた方が無難でしょう。
この作りの一番のネックは、シンプルな鏡板構造にした場合に見栄えの良
い幅広の一枚板の入手だと思いますが、見栄え良く接いだり、デザイン的
なバリエーションの広さ等で対応できるでしょう。

扉自体は縦横共数ミリ程度大きく作り、現合で調整して取り付けていきま
すが、基本的な構造は図の様になります。また、扉は丁番で吊りますし絶
えず動く部分ですから、強度、耐久性を考えて二枚の通しホゾにしてクサビ
を打ち組んでいきます。また丸部分は二枚ホゾが木口に近く、クサビを
打ちますので割れる可能性が有りますので、縦框を状況により10〜30ミリ
程度長めにしておいて組み立て後に切り取ります。
また、幅広の扉や大きく重くなる場合等では、どちらかといえば矢印部分
の横框の幅を可変したり、横框の本数を増やすなどして対応します。
見栄えとしては、縦框は強度に支障の無い範囲で幅狭の方が、スッキリし
てバランスよく感じると思います。また、横框については作業効率から、基
本的には上下同じ幅で良いと思いますが、縦框と同じ様に幅狭の方が、ス
ッキリしますので、強度、耐久性の事も有り、上は狭く下は広くする等の工夫
も必要になるでしょう。また、横框の本数を増やす場合なども、見た目のバ
ランスを考えて幅を変えるのも良いでしょう。
引き扉は吊りませんから当然強度を少し落としても問題ありませんし、重さ
が開け具合に影響しますので框を細くする等、過剰品質にならないように
適度なバランスを考えてホゾや部材の寸法をを決めてください。

縦框の木取りは出来れば図の様に、柾目にしておくのが良いでしょう。木目
としては地味になりますが、矢印の変化が少なくなりますので、扉として寸
法の伸縮も少なくなります。また、ホゾは板目に挿す事になりますので良く効
きますし、丁番の取り付けにおいても、ビスは矢印の様に板目に締めます
ので良く効きます。
丁番の取り付け位置は吊強度を少しでも上げるために、なるべくスパンを広
くしますので、丸部分のホゾと丁番のスペースは5〜10ミリ程度にしておき
ます。また、この丁番の取り付けの欠き取りは、深さの精度を出したいのでト
リマでの加工が最適でしょう。この時にトリマの性質上、丸部分が欠けや
すいので慎重にトリマを進めてください。また、この作業はトリマがぐらつきや
すいので、安全に正確な作業が出来るように、、場合によっては当て木や治
具を工夫するなどして、余分な神経を使わなくても良いように、トリマベースが
乗る面積を増やしてください。

「その他のホゾ、構造について 13」で 続きを書いていきます。


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