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イスについて 6 2001.12.21記

(A)  
(B)  

  写真(A)のイスの左右に巻いたロープ巻きについて、少し重複する部分
も有ると思いますが、もう少し詳しく書いて行きます。
このロープも途中で繋ぐのは見栄え的にも良くないので、一本のロープで
巻く事が出来る様によく計算して長さを決めてください。
写真のイスでは5ミリ綿ロープを約25m程使います。
後は計算で出した長さのロープを、けさにして巻き取り準備しておきます。
この巻き初めと終わりも写真(A)から分かると思いますが、側面に穴を開
けて結んで留めます。これも緩んで来た時に締め直すためですが、この
ロープ巻きは補助的なもので、縦(前後)のロープ巻きの中に巻いて有りま
すのでこれを締め直す事は余程の時ですから、見えない所で留めてスッキ
リさせるのも良いでしょう。

この座枠の設計においては、前後座枠に1300Rを付けた座面のロープ巻き
点線の様になりますので、この1300Rになるべく上手く沿うように、
印の座枠寸法を決めます。
また、それぞれのロープの丸部分が接触するかしないか程度がちょうど
良いと思いますので、ロープの位 置関係を考える必要が有ります。写真の
イスでは見栄えと、ロープの納まりを考えてロープを巻く部分の左右の座枠
に下図の様な欠き取り加工がして有ります。
矢印がロープ巻き部分になります。当然この横(左右)のロープ巻きを先
に巻き、次に縦(前後)のロープ巻きをしますが、写真からも判る様に前後
の座枠と横のロープ巻きにスペースを設けておきませんと、前後の座枠に
ロープを上手く通す事が出来なくなり、縦のロープ巻きが出来なくなります。
またこのスペースは、なるべくロープ巻の面積を広くしたいので、最小限に
します。この事から縦まきのロープはなるべく狭いスペースを通す事が出来
る様なけさにしておきます。

写真(B)は座面の拡大ですが、 まずどちらかの側面の座枠に点線の様
に一回巻き付け、次に矢印の様に上から反対の座枠下へ、次はまた
点線の様に座枠に一回巻き付け、次は矢印の様に上から最初の座枠
の下に戻ります。後はこれを繰り返して巻いていきます。この時にロープは
先のロープ巻きと同じ様に出来る限り詰めて巻いておきます。
ロープ巻きの向きは説明上図の様に描いていますが、どちらでも構いませ
んので、巻き初めと巻き終わりが上手く納まる方向にすると良いでしょう。

(C) イージーロッカー 座背 4o綿ロープ編包み  

最終的な仕上がりは写真(B)の様になりますが、なかなか面白いと思います。
写真(C)の様な編み方ですと、背は表裏編ぐるみになっていますので一脚に
約20時間程度かかりますが、これにに比べるとこのロープ巻きはかなり短
時間で巻く事が出来ます。
ちなみに同じ大きさのイスであれば1/5程度で仕上がります。また、この横巻
きが無ければ更に早く1/7程度で仕上がりますし、当然イスの軽量化に繋が
ります。
この横のロープ巻きだけでも十分実用になる座が出来ます。実際にパイプ
フレームのイスではこのタイプの巻き方のイスを見かけることが有ると思い
ます。木のフレームではロープ巻きの前後のスタイルががなかなか上手くま
とまりにくいのですが、挑戦してみるのも面白いでしょう。背部分のランバー
サポートをこのタイプにするとなかなか良い背当たりです。
また、このタイプは90度向きを変えて前後に巻いて行く方法も、木 のフレーム
には向いています。これで前後の座枠にRを付ければ座面は三 次元曲面とは
行きませんが、なかなか良い面を出す事が出来ます。この時 に、図の様に前
座枠の幅を広くして、丸部分の交点をセンターより後方へ少しずらしておけ
ば、更に座り心地が良くなります。

「イスについて 7」で続きを書いていきます。


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