Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

top

 Information                                          << 前へ 次へ >>

椅子について 8 2004.9.12記

スツール 4ミリ綿ロープ編み  
座 3oペーパーコード編  
イージーアーム 座背 4o綿ロープ編包み  

少し違った観点からイスを見てみますと、腰を痛めている時にはイスに座
ることもなかなか大変なことになりますが、ただ腰を痛めていると言っても
人それぞれ色々な原因、症状、状態が有りますから人くくりで考える訳に
はいきませんので、 あくまで私が腰を痛めた経験から感じたことや考えた
ことを少し書いてみますと、私の場合はとにかく上半身を後傾させたイスは
腰に来てとても座っていられませんでした。たとえ座るにしても背もたれは
使わずに、座面の狭いスツールに座るチョン掛けのような状態でなければ
座ることができませんでした。要するに座面の対地角度が大きかったり背
座の角度の大きいイスは全く合いませんでしたし、背座のフカフカした柔ら
かいソファーなどは全く座ることができませんでした。

またSHの低いイスも座ってしまうまでや立ち上がる動作が大変で非常に苦
痛でしたが、とにかく姿勢や体の動きに対してに対して腰がセンサーのよう
に痛みとして敏感に反応してしまいますので、自分の状態に対して合うイス
合わないイスが非常によく分かりましたが、勿論これが理に適ったイスの評
価になるかどうかは別問題ですが、少なくともその時の自分の状態に合っ
たイスか合わないイスかは座ってみれば直ぐ答えが出ました。また指や手、
腕や頭、首の一寸した動きや力の入れ具合でも腰に対して痛みとして影響
がありましたので、腰は体の要だなとつくづく思い知らされました。

動かずに直立した状態や正座した状態ではほとんど腰に痛みもなく楽な姿
勢でしたが、こうした姿勢は確かに腰に負担が掛かりにくい姿勢ではないか
と思います。いわゆる昔から姿勢を正したとか行儀よく座る姿勢になると思
いますが、顎を引いて背筋を伸ばし頭部はS字に湾曲した背骨の真上の乗
るような状態になるでしょう。
体調万全な状態であればどんな姿勢体勢で座ろうが平気なものですが、健
康と同じように何も自覚症状がないからといって無茶な生活をしていれば、
何時のまにか生活習慣病と言われるようなことになってしまう可能性が有り
ますので、そうならないように予防医学的な観点からも生活を見直していく必
要があるように、座るということに対しても、普段からなるべく腰に負担が掛
からないような座り方なり姿勢の習慣を付けることも大切なことではないかと
思います。
そうした観点から先に書きましたように、子供は成長期ですから大人以上に
座り方なり姿勢の癖が使うイスにより付いてしまう可能性が高いですから、
使う側からも作る側からも成長期と言う難しさはありますが、考えていかな
ければいけないのではないかと思います。


                                                                          << 前へ Page top 次へ >>