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椅子について 4 2004.8.25記

三脚スツール  
スツール 4ミリ綿ロープ編み  
座 3oペーパーコード編  

現代の生活スタイルではイスはなくてはならない家具ですから、何方でも
毎日さまざまなところで色々なイスに何気なく座って生活していることと思
います。オールマイティーなイスはありませんから、イスはさまざまな用途
のイスが有りますし、色々なデザインのイスがあって楽しいものですが、オ
ブジェ的なイスなどは別にして、あくまで座るためとしてのイスを見ていく時
には体に直接触れるものですし、座ることで姿勢など体に影響を与えるも
のですから、場合によっては腰を痛めたりなど健康にも直接間接に関係し
てくる可能性が有りますので、本来はどんな場合に座るイスでも疎かにで
きないも のです。

勿論人それぞれ自由ですから、形最優先でも座り心地最優先でも取り回し
や丈夫さが最優先でも、自分の本当に惹かれるものや好きなものが一番
だとは思いますが、先に書きましたように健康などにも影響を与えますの
で、そうしたことも加味して考えていきますとなかなか奥の深い話になって
きます。
イスはやはり座るものですから、なんだかんだ言っても座り心地が大切に
なってくると思いますが、この座り心地は感覚的なものですから非常に曖昧
でこれがなかなか曲者なのですが、人それぞれ体形差や感覚の好みの違
いが有りますので、一つのイスについても随分評価が分かれてしまうもの
だと思います。
極単純に当たりが柔らかく圧迫される部分がなければ、案外座り心地が良
いと感じてしまう傾向にあると思いますが、勿論こうしたことも座り心地の大
切な一つの要素ではあると思います。

また人体は三次元曲面を持った立体ですから、背座の接触面を人体の形
状に合わせて三次元曲面を持たせてやれば、接触部分の単位面積当たり
の圧力が下がりますので、その形状と相まって座った時に体がスッポリ収
まり快適に感じる傾向にあるでしょう。そんなことから背座をクッション性の
ある仕様にしたり、木の座面であれば体に合わせて掘り込んだり、背もたれ
(背板)を湾曲させたりして少しでも体の形状に近づける工夫をすることに
なってきますし、こうした少しでも体との接触面積を増やす方向で考えていけ
ば、分圧されますので感覚的な当たりが軟らかく感じることになってきます。


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