文化センターサンアート

HOME > ふるさと会館

ふるさと会館

栄松軒について

栄松軒イメージ
 茶亭「栄松軒」は、酒井家歴代十二代(医師10代)、酒井利泰のとき、明治三九年(1906)極月に着工され、翌四十年、京都北野神社、明月社、碌々斉好み「千歳軒に做って建てられたものであり、この年の10月15日に、酒井家初代、藤原利貞(坂井文助)歿後三〇〇年の法要が営まれており、酒井家にとって記念すべき茶亭である。
建物北側の褄に「栄松軒」の板額(文橋筆)が掲げられ、座敷扁額「栄松軒」は、菫斉正裕書、裏書に「安政四年丁己新(以下破失)筆、東都松本氏、法眼芳斉也」とありこの扁額が残されている。
 抑、「栄松軒」とは、酒井眼科医の屋号であり、文政四年(一八二一)及、安政六年(一八五九)に改刷された、眼病の洗い薬「真珠散」の袋に、効能書とともに「栄松軒」の名が既に記されていることから、古く屋号として使われていた。
 因に、この「真珠散」は効能書のとおり効き目は高く、売薬行商人によって、尾張、三河はもとより、遠近問わず、数多い患者の手許へ届けられ、妙薬として施用されていたことが、部厚い「売薬帳」に記録されて残されている。なおまた、遠方の患者から「真珠散」注文の手紙も多く残されていることから「栄松軒」の屋号は、ひろく医者と患者の絆となって親しまれて来たものであり、これが、茶亭の名となされたものである。
栄松軒イメージ
鶴駕苑(庭園)から栄松軒の外観
栄松軒イメージ
栄松軒から庭園の四季を感じる事ができます
| HOME | サンアートについて | 館内案内 | 利用案内 | 催し物 | アクセス | ふるさと会館 | 館内レストラン | リンク | よくあるご質問 |
| 指定管理会社について | サイトポリシー | サイトマップ |
文化センター サンアート みよし市勤労文化会館・みよし市ふるさと会館 〒470-0224 愛知県みよし市三好町大慈山1-1 TEL:0561-32-2000 / FAX:0561-32-3232
Copyright (c) SUNART All Rights Reserved