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ホゾについて 80 2003.10.18記

前項の作業の進め方では少し多く削りの作業が出てしまいますので、それ
を避けるためには、白書きを基本通りな使い方になるようにしてやれば良
いことに なります。
一番簡単には上の図のように埋め込む部分に楔を置きましたら、 白書き
ではなくシャープペンシルで楔に沿わせてピッタリに罫書きます。
この時に楔下部の面取りはこの場合はしてもしていなくてもどちらでも構い
ませんが、当然面取り無しではそのままピッタリに罫書きますし、面取りし
てあれば先の白書きの場合と同じ発想で罫書きますが、ここでは面取り無
しで話を進めます。

図のように 型取って罫書きましたら、白書きが基本通りな使い方になるよう
に、罫書き線に矢印のスケールを図のような位置に合わせて白書くきで
罫書きます。この時図からも分かると思いますが、シャープペンシルで罫書
きいた線をどの程度隠すかによって、自分に必要な嵌め合いの加減を調
整します。当然罫書き線を隠してしまうことになりますので、目分量のいい
加減な罫書きになりますが、少し慣れればスムーズに作業が進むようにな
ると思います。
矢印がシャープペンシルで罫書いた線だとしますと、この罫書き線の片
側にどの程度隠してしまうか、矢印のように白書きで軽くマークします。
次にマークした罫書き線の反対側の同じ位置に矢印の白書きを置き、
その置いた白書きと先にマークした矢印のマークに合わせてスケールを
渡して罫書けば、シャープペンシルで罫書いた線が隠れてしまっても、ほぼ
思い通りの位置に罫書くことができます。
一つの例として手順を書きましたが、この辺りは自分なりに考えて、シックリ
くる方法を見つけてください。
これで後は今入れた白書き線より1ミリほど内側に、フリーハンドで構いませ
んのでなるべく濃い線を罫書き、それを目安にトリマで掘り、最後は白書き
の罫書き線までノミで落とします。
楔の入り面を取って接着剤を塗布して叩き込めば、下の図のように点線
で飛び出した契りの部分を処理 するだけになります。

こうした方法は前項で書いた方法など他にも色々考えられますので、ケース
バイケースで目的特徴に合わせて自分なりに考えながら使い分けてください。


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