Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

 

 Challenge 2                               << 前へ 次へ >>

構造について 126 2005.4.26記

スツール 4ミリ綿ロープ編み  
背面より  
イージーアーム 背面より  
背座8ミリ綿ロープ巻き(背面より)  

イスに求められる仕様はさまざまですし、イスについての色々な研究もまだ
まだ現時点では分からないことの方が多いのではと想像しますが、例えば
SHが高すぎて踵が浮いてしまったり、奥行きが大きすぎて上半身を大きく
倒さなければ背板に上半身を預けられないようでは、イスとしての用を足せ
ないことになってしまいますので、そうした基本的な事柄については公表さ
れている数値もある程度の参考にはなると思いますが、座り心地のような
体感的なものはある意味曖昧な ところが有りますので、一寸した寸法変化
や曲面の出し加減で座り心地自体は随分変わってきてしまいますので、座
り心地に対する自分の感覚を一番大切にしていきたいところです。

改めて快適な座り心地とは何かと考えますと、当然人それぞれ捉え方があ
ると思いますが、私としては簡単に一言で言ってしまえばリラックスして座れ
ることと捉えていますが、特に腰も含めて上半身がリラックスした状態で、何
も意識することなく自然に座っていられる状態ではないかと思いますが、リラ
ックスして自然でいられる状態とはと書きますと、また漠然とした分かったよ
うな分からないような曖昧な表現ですが、要するに意識するしないに関わら
ず余分な力を入れずにある程度長い時間座っていられるイスと言うことです。

また腰を痛めた話になってしまいますが、腰を痛めたと言っても人それぞれ
症状 状態が違いますから、一まとめで捉えることはできませんので、あくまで
私の体験 から感じたことになりますが、特に腰の調子が悪い時には体の各
部を一寸動かしたり、各部の筋肉に力を入れたりするだけで結果として腰に
痛みが来て、腰がセンサーのようになっていましたから、とにかく腰に痛み
が来ないように、なるべく体に力を入れないでいられる体勢や姿勢に非常に
敏感になっていました。
当然先に書きましたように全ての方に当てはまる訳ではありませんが、そん
な時に感じたことや考えたことを、思いつくままに脈絡無しに少し羅列して見
ますと、そうした時には座ること に対しても非常に敏感になりますので、何か
に付けてつい力が入ってしまい がちになるものですが、これはある種の緊張
状態にあるのでしょう。

仮にこれは研究しつくされて完璧なイスが有ったとしても、自分が座って快適
でなければ自分にとっては意味がないですし、腰を痛めた状態は正常ではな
い状態ですから、その状態でイスの良い悪いを判断することはできませんが、
少なくとも自分が座って腰が痛ければなんの役にもたたないことになってしま
います。


                                            << 前へ Page top 次へ >>