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構造について 95 2005.2.23記

背面より イージーロッカー 座背 4o綿ロープ編包み
背座8ミリ綿ロープ巻き(前より) 背座8ミリ綿ロープ巻き(背面より)  

編むことに関して後一つだけ挙げておきますと、 前に書いていることと重
複するすることも出てきますが、とにかく編むイスでは編 むこと座ることで
フレームとホゾ部分に変動負荷が掛かり続けます。
カナコ編みについてになりますが、上の右写真のイスで背は両面見栄掛
りですから袋編みで裏表編んで仕上げていますが、座面については通常
裏は見えないところですから、どのように処理しておくかのことがあります。
この裏の処理方法は色々考えられますが、編み方の処理の問題だけで
なくその処理方法で巻き枠とホゾ部分に対する力の掛かり方が変わりま
すので、そう したことも含めて考えていく必要があります。

また裏面は座ることには関係ありません(全く無関係とはいえませんが)の
で、あってもなくても構いませんから無しにしてしまうのも一方ですし、実際
にそうしたイスも多くあると思いますが、小ぶりなイスではロープの使用量
自体は少ないですが、それでも裏面を無くすることでかなりロープの節約
になりますし、当然イス自体の軽量化にもつながります。
まして数人掛けのベンチタイプになりますと、相当量のロープの節約と軽
量化につながりますので、 検討する価値は十分あります。

裏面のロープを無くしてしまう具体的な方法としては、当然裏面でロープを
折り返して表に回して編んでいくことで、裏面のロープを省略することになり
ますが、今まで書いてきませんでしたが、テープを編んだイスについてもロ
ープを編んだイスと同様に捉えられますが、一般的には裏面でテープを留
めて編んでいきますので、裏面は無い状態に仕上がります。
勿論テープ編みの場合についても、編み枠にぐるぐる巻いて編んでいく方
法もありますので、この場合は裏面もテープで覆われますが、当然あまり幅
広のテープでは渡す角度が大きくなってしまいますので、収まり良くぐるぐる
巻けませんから、幅狭のテープが前提となります。
図は向かい合う座枠の断面でロープ()を裏面(内側)で折り返したところ
を表していますが、当然テープ()の場合は矢印のように釘なり金具で
留めてしまっておくことになります。
ロープの折り返し方法としてはピンを打ったり簡易には釘を打ったりして、
そこにロープを引っ掛けて折り返すことになりますが、テープにしろロープに
しろ裏面の仕上がりとしては止めた部分やロープの継ぎ足し部分が丸見え
ですから、裏を見た時の見栄えとしてはある程度目を瞑る事になりますが、
止むを得ないでしょう。


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