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構造について 28 2004.9.18記

下の両図はアームに左腕を置いたところを上から見たところを表わして
いますが、当たり前ですが普通で行けば左図のように肘を張って置くか、
右図のように腕を前に伸ばしておくことになります。
アームが高めであれば、左図のように肘を張って置く傾向になるでしょうし、
右図のように置くのであれば前に習え状態で置くことになります。勿論これ
は前項で書きましたように、左右のアーム間の幅も関係してきます。
左図のような状態でアームを使うことを前提に考えれば、アームは短くても
良いことになります。こうしたショートタイプのアームも良く見かけると思いま
すが、使い方や目的に合わせて色々工夫してみてください。

アーム付きの椅子ではどちらかのアームに体を寄せて、肘で体を支える
姿勢を取ることもよくあると思いますが、アーム高さの加減で高めであれ
ば手のひらを下の向けた状態で肘を置くことになるでしょうし、低めであれ
ば手のひらを握手状態か上に向けた状態で肘を置く傾向になると思いま
すが、どちらが良い悪いはないですが、好みの状態(姿勢)に加減すること
が出来ます。
アームの高さを極大雑把に考えれば、座った状態のお尻のレベルから脇を
体に付けて肘までの高さを最低基準高さとして、目指す椅子の仕様や体形
的な個人差や感覚の好みが相当有りますので、適宜変えていけば良いこと
になります。おおよそ220〜270ミリ程度の範囲に収まると思いますが、勿
論色々な要素が有りますので、ケースバイケースでこれより低くても高くても
構わないのは言うまでもないでしょう。

アームの対地角度は普通のイスですと、まず水平で作ることが多いと思い
ますし、それで不都合が出ることは無いと思いますが、二段目の右図のよ
うに段々背を倒したイージーチェアのようなイスになりますと、これも好みの
問題になりますが、点線のようにアームにも角度を付けておいたほうが
快適と感じることも出てきますので、座の角度と平行にすることを基準に勿
論前下がりの仕様も含めて適宜調整していきます。またアームは普通のイ
ス以上に立ち座りの補助として重要な部分になりますので、立ち座りの補助
だけ考えれば水平が扱いやすいと思いますし、アームの長さ(奥行き)でど
の辺りに手を置くことができるか決まってしまいますので、総合的に良く考え
て決めていきます。
 

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