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ホゾについて 117 2004.4.21記

留めで組むフレームのクランプ(ハタガネ)締めは結構厄介なものですが、
これもフレーム仕様(寸法形状)で相当変わって来てしまうのは勿論です
が、単純には先に挙げた井桁 にクランプをかけて締め付けますが、本数
だけ考えても井桁ですと片締めでは部材が捻れてしまいますので、最低
でも合計八本は要ることになります。
また留め仕様によっては前後のズレ(目違い)や接合部分を密着させるた
めに、写真のようにクランプする必要もでてきます。この写真ではクランプ
は片締め状態ですが、ハタガネでは押さえ代が短いのでこうはいきません
が、このクランプ自体の仕様(特徴)からクランプの掛け方と、前後のズレ
や接合部分を密着させるためのクランプが、ねじれ防止の役目も果たして
いますので、少ないクランプでの締め付けも可能です。

 

要はうまく組み上げることが出来れば、締め付けはどのような方法でも良
い訳ですから、この辺りは決まりきったものはありませんので、手持ちの
締め付け工具や作る物の仕様などにより、ケースバイケースで状況を見
ながら工夫して対応していきます。

小物などでは寸切りボルトなどを使って、井桁の専用クランプなどを自分
で工夫して作っても重宝するでしょう。
フレームが正方形であれば先に挙げました、上の右図のようなコーナー部
分の当て冶具を作って対角に締めればクランプは半分で良いことになりま
す。これもクランプ自体の仕様と掛け方によっては、二本で事足りることも
あるでしょう。

これも良く用いられる方法だと思いますが、上の左図のようにコーナー部
分にL字の当て冶具を当てて、点線のように紐などで締め上げます。
こうした種類のバンド(ベルト)クランプも各社から出ていますので、こうした
ものを利用するのも一方です。
こうしたL字の当て冶具形状を工夫して、長方形でも先に挙げた対角締め
で組み上げることもできますので、色々工夫してみてください。勿論こうした
対角締めでは、状況により補助のクランプも必要になってくることもあるで
しょう。


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