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その他のホゾ、構造について 32 2002.9.26記

  天板 センター分割左右跳ね上げ式  

 チェストの天板や収納ボックスの蓋等の可動天板(蓋)について少し書
いていきます。
写真はチェストですが、この手の家具の天板を開けた時の天板の保持は
結構厄介な物です。ステーや紐を付けたり、丁番だけで考えればスライド
丁番や隠し丁番等である程度対処出来ますが、大きな物になりますと無
垢の場合は天板が結構重くなりますので、丁番自体の開け閉めも重くな
り、これもなかなか難しい所が有ります。
ベンチチェスト等では、背もたれが都合が良く壁代わりになりますので、作
り易いでしょう。
チェストも 実際には平丁番だけでも、壁等に立てかけて使う事で問題は
有りませんが、その時には当然壁から少し離して置く事になるでしょう。

このタイプのチェストの高さを低くして、大きな収納空間を持ったセンターテ
ーブルとして使うのも良いでしょう。その時には、天板の四方を本体より大
きくしますが、図の様に天板を開けた時に、丸部分に「その他のホゾ、構
造について 19」で書きました、マグネットキャッチ等を本体に埋め込んで
おくと、あまり目立たずに天板の自立補助になります。
写真のチェストはサムネイルを拡大するとわかると思いますが、天板は長
手のセンターで分割してあり、左右に跳ね上げる構造になっており、これも
図の様に左右の柱にマグネットキャッチが取り付けてあり、天板を開けた時
には自立補助する構造になっています。これもなかなか面白い方法だと思
いますし、使い勝手もまあまあです。
このチェストは天板の反り止めの両木口に木のピンを挿して丁番の代わり
にしていますが、丁番で取り付けるにしても形状の性質上、左右の天板の
合わせ部分がズレやすいので、ピンや丁番の取り付けは非常に精度を要し
ますのでこれが難点です。

この手の無垢の天板は反り止めが必要になりますので、前にライティングデ
スクの扉について「その他のホゾ、構造について 8〜11」で書きました、端
嵌めや留等で作り反り止めの無い天板にしておけばスッキリした物に仕上
がります。
大きな天板では反り止めを入れてもあまり苦になりませんし、それはそれで
様になりますが、特に収納ボックスや小さい箱の蓋等では邪魔になりますの
で、無い構造で作りたいところです。また、逆に鍋蓋の様に、反り止めを取手
にする様な発想も面白いでしょう。
この反り止めの無い天板になれば、天板を分割して丁番で組んでやれば開
けた時には二番目の図の様になり、倒れなくなりますし圧迫感も少なくなるで
しょう。ただこの構造の場合には取手の事を良く考えておく必要が有ります。
この時に丁番の取り付けは各部の隙間に影響しますので、隙間の空け方に
より丁番の埋め込み 寸法は良く考えて取り付けてください。
また、この時後ろに立てかける所のある仕様では、後部天板は点線の所
でカットしてしまえば良いでしょう。
また、この方法を収納ボックスの蓋等に利用すれば、棚などに収納ボックス
を置いて使う場合には、蓋の開け閉めに必要な上部空間を少なくする事が出
来ますので助かります。この時には三番目の図の一点差線の様に内部に
桟を取り付け、天板をIN SETにすれば、当然丁番の位置を上の図と比べて
みれば判るように、天板は自立する様になります。
これはチェスト等にも使えますが、本体構造が框組みの場合には縦框の木
口が出てしまいますので、見栄えを考えて板で組むか一工夫する必要があり
ます。また、埃等の事も考慮しておく必要も有るでしょう。
もう一つのメリットとして、天板を閉じる時にエアークッションが効きますので扱
いが楽になります。これは天板を全開の状態から誤って手を離してしまった場
合等でもエアークッションが効きますので、実用的な家具を考える場合には有
効な方法です。

まだまだ色々な方法が考えられますので、これを参考にオリジナルなチェスト
や収納ボックス等ににチャレンジしてみてください。


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