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椅子について 12 2006.6.8追記

三脚スツール  
スツール 4ミリ綿ロープ編み  
 

イスに座って同じ姿勢で長い時間動かずにいることはあまりなく、たえず何
らかの動きを伴いながら座っていることが多いのではないかと思いますの
で、実用的な椅子を考えていく時には動きたい時に抵抗なく動くことが出
来ることも大切なことですから、ある意味こうした裏腹と言いますか相反す
るところをうまくまとめていく難しさがイスにはありますし、イスを選ぶ時には
よく考えていく必要が有るでしょう。
ただ腰のことを考えるとなるべく腰が安定して動かないように、ホールド感
を持たせることも経験から必要に感じますが、こうしたことと上半身の動か
しやすさを考え合わせますと、やはりどちらかと言えば背もたれの低めの
イスに分があるでしょう。

背側の仕様についてあくまで上半身があまり後傾しない正座的な座り方の
上半身を支えるにはどんな仕様が一番有効かもう少し考えてみることにし
ますと、背もたれで上半身の肩甲骨に近い上部だけを支える仕様の場合
は、背骨のS字になる部分の保持、いわゆるランバーサポート辺りの保持
ができませんので腰が動きやすくなり、当然少し背もたれの後傾の大き目
のイスは特にその傾向が有りますし、特に腰を痛めている時にはなかなか
辛いものがありました。

腰の保持、ホールドを考えると腰を支点として上部へ行くほど上半身が前後
に動く円弧が大きくなりますから、一番くびれているS字部分のサポートがし
っかりしていればその部分以上の上半身の動きに対しては自由に動きます
し、腰は動きにくくなる傾向に有ります。好みは別にしてこれは必要最小限
の背もたれで有りながら背もたれの効果も高いと見ることも出来るのでは
ないかと思います。
また一口に正座的な座り方と言っても先に書いていますように体形差、体
格差や座り方の個人差が有りますので、こうした背の仕様では背当たりの
接触面積が広くなればなるほど当たり事態はソフトになりますが背もたれと
しては相性が出てくることになり、裏腹な関係のバランスが結構微妙です。
当たり前ですが正座的な姿勢では上半身をさほど背もたれにあずけませ
んので、背もたれの高い仕様では上半身の動きを妨げることはあっても、
腰のことを考えれば支える効果 (姿勢保持)は薄いと見てよいのではない
かと思います。


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