先日、静岡県伊東市にある伊東教会に行ってきました。この教会で創立百周年の記念式典があったからです。この教会は私の母教会である西千葉教会と同じスカンジナビア・アライアンス・ミッション(旧日本同盟基督協会)の流れを持つ教会で私自身に於いても様々な関わりのある教会であります。以前にも紹介したことがあると思いますが、私は毎年1月にマケドニア会という研修会に出席しています。このマケドニア会が旧日本同盟基督協会の伝統を重んじ、現在全国に遣わされている伝道者達の苦労や問題などの様々な声を聞き互いに励まし祈り合う会なのです。
伊東教会はこの百年の歴史の中で14名の牧師と3名の宣教師達の手によって礼拝が守られ続けました。現在の内田知牧師は私の神学校時代の同級生でもあり親友であります。この14名の歴代牧師の中でも最も長く伊東教会を牧会したのが松本廣牧師(元西千葉教会名誉牧師・1997年召天)です。40年もの間伊東教会を牧会されました。式典でも松本牧師に関する話題も多くありました。その殆どが伝道・教会形成に対するたくましさを感じさせられました。スカンジナビア・アライアンス・ミッションは日本に来た当時、教会を建設することより伝道することが一番の目的でした。だから「教会」の文字を最初は使わず「協会」の文字を使っておりました。これは信仰による共同体が「キリストの体」を形成することを意味しています。1891年にスカンジナビア・アライアンス・ミッションの第1陣の宣教師達15名が来日しました。この殆ど(12名)が信徒伝道者であり、半数が女性、さらには殆どが20代・30代と若い人達でした。伝道困難の地である日本で100年以上の歴史を持つ教会を築くことができたのは福音宣教の使命によるものです。私達豊田教会もこれからこの地で福音宣教の使命を実らせたいです。(中西) |