忙中河馬有
私のカバコレクション
彦根市/020821
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作られた場所
日本
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オセアニア
不明
手に入れた年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
カバの造形
しっぽ
カバの推定年齢
子カバ時代
青年時代
壮年時代
老年時代
◎彦根市(中国製)。ポリレジン製。商標は、WILD ANIMALS & SONS。17p。京都。
デパートの文具売り場で発見。店員さんによると、「本物そっくりに作ってあり、教材になります」とのこと。歯や口の中の描写がリアルで、写真を立体化したようなカバ。滋賀県の会社だが、製造は中国と書いてあった。

このカバはたしかにリアルだが、どこかが物足りない。何が足りないのだろう、と考えていた時に、近くの博物館で「トリ 酉 鶏」という企画展を見た。そこには、鶏の解剖図に必要なこととして、1)現実性を損なわず、2)強調するところをはっきりと出し、3)不必要な部分を省略し、4)余計な変形を避けたもの、という条件があげられていた。そして「一枚の解剖図が描かれた背後には、何回もの観察とスケッチがあり、普遍化された多くの情報の凝縮と言ってよいでしょう」(福田勝洋)と書かれていた。このカバは、「現実性を損なわず」「余計な変形」がなく、カバの姿を再現していると言えるだろう。しかし、何かが足りないと感じるのは、「省略」と「強調」が抑えられているからかもしれない、と思った。